毎週金曜日、反原発デモが官邸前で行なわれている。その代表者数名と、23日、野田首相は会談した。この会談は有意義なものには成り得ない。もちろん、この会談はただのポーズで、何か両者間で進展することが期待されていたわけではないのだが、日に日に高まっている(らしい)反原発デモからは全く冷静な論理を持った主張が見られず、感情論から脱せられていないため、反原発の主張はただの一人よがりなものとなっているからだ。原発=悪=何も考えず即刻廃棄、では一時の感情論でしかない。
感情論はやがて冷める。反原発を主張するならば、熱が冷めても残る論理を準備しておかなければならない。関西の夏、北海道の冬、厳しい気候で停電が起きるリスクも考えずに、また経済的損失を一切考えずに、再稼動反対と叫んでもしょうがない。短期・中期・長期の視点のもと、冷静な主張をしなければ、一時の戯言で終わる。
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